John Coltrane のリーダーアルバム
コルトレーン・クラシック・カルテットの4年間(1961〜65)は、ジャズ史上最も集中した創作の時代のひとつだ。ElvinElvin Jonesエルヴィン・ジョーンズのポリリズムとMcCoy
McCoy Tynerマッコイ・タイナーの広音域な左手が、Coltraneに「壁」として機能した。
ジョン・コルトレーン (1926–1967)
ノースカロライナ州ハムレット, アメリカ
John Coltrane(ジョン・コルトレーン) (1926–1967)。テナーサックス、サックス。リーダー作: Giant Steps、My Favorite Things、Coltrane's Sound。主な共演: Paul Chambers、McCoy Tyner、Elvin Jones。
音の洪水。一度吹き始めたら止まらない。膨大な音符が渦を巻いて押し寄せてくる。最初は圧倒されるが、聴き込むと祈りのように聴こえてくる。ジャズで最も「求道者」という言葉が似合う。
John Coltrane のリーダーアルバム
コルトレーン・クラシック・カルテットの4年間(1961〜65)は、ジャズ史上最も集中した創作の時代のひとつだ。ElvinElvin Jonesエルヴィン・ジョーンズのポリリズムとMcCoy
McCoy Tynerマッコイ・タイナーの広音域な左手が、Coltraneに「壁」として機能した。
John Coltrane の参加アルバム
1956年5月と10月、2日間のマラソン録音セッションでPrestige向けの4枚分の素材がすべて録られた。MilesMiles Davisマイルス・デイヴィスはその後Columbiaに移籍する予定で、契約義務を果たすための録音だったが、残ったのはジャズの核心のような音源群だった。
— Kind of Blue: The Making of the Miles Davis Masterpiece, Ashley Kahn, 2000
John Coltrane の参加アルバム
Kind of BlueKind of BlueMiles Davis · 1959(1959)はほぼ初見で録音された。Miles
Miles Davisマイルス・デイヴィスは事前に楽曲の骨格だけをメンバーに示し、何を演奏するかは当日まで知らせなかった。Bill Evans
Bill Evansビル・エヴァンスのライナーノーツが、このアルバムの聴き方そのものを定義した。
— Kind of Blue: The Making of the Miles Davis Masterpiece, Ashley Kahn, 2000
John Coltrane の出演動画
1965年7月26日、フランス・アンティーブ。John ColtraneJohn Coltraneジョン・コルトレーンが組曲『A Love Supreme
A Love SupremeJohn Coltrane · 1965』を生涯で唯一フル演奏した夜。INA(フランス国立視聴覚研究所)が公式アーカイブとして公開している。クラシック・カルテット最後期の凄まじい演奏。
1961年11月、John ColtraneJohn Coltraneジョン・コルトレーン はヴィレッジ・ヴァンガードでの2週間連続公演を録音した。エリック・ドルフィーや Reggie Workman
Reggie Workmanレジー・ワークマン を含む拡張編成で「Chasin' the Trane」など長尺即興を展開。ダウンビート誌は「反ジャズ」と批判したが、これがフリー・ジャズへの扉を開いた。
John Coltrane の参加アルバム
Jimmy CobbJimmy Cobbジミー・コブ は Kind of Blue
Kind of BlueMiles Davis · 1959 (1959) の唯一のドラマーで、5曲すべてに参加している。マイルス・クインテットの第一期から第二期へ移行する時期、Philly Joe Jones
Philly Joe Jonesフィリー・ジョー・ジョーンズ の後任として軽やかでスウィンギーなアプローチをもたらした。
— Kind of Blue: The Making of the Miles Davis Masterpiece, Ashley Kahn, 2000
John Coltrane のリーダーアルバム
1959年5月、Tommy FlanaganTommy Flanaganトミー・フラナガン は John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン の Giant Steps
Giant StepsJohn Coltrane · 1960 セッションに参加した。タイトル曲の前代未聞のコード進行に Tommy Flanagan
Tommy Flanaganトミー・フラナガン のソロは追いつけず、後年「あれは事故だった」と本人が認めることになる伝説的瞬間となった。
John Coltrane の発言
「私はあなたに讃歌を捧げたい。これは私が知っている唯一の方法だ」
A Love Supreme(1965)のライナーノーツ詩より。神への感謝として書かれた4部組曲の精神を直接表す言葉。
John Coltrane の参加アルバム
1955〜60年、ColtraneJohn Coltraneジョン・コルトレーンはMiles
Miles Davisマイルス・デイヴィスのもとで演奏しながら自分の語法を模索していた。「シーツ・オブ・サウンド」と呼ばれる高速フレーズはこの時期に生まれた。Miles
Miles Davisマイルス・デイヴィスは批判しながらも解雇しなかった。
John Coltrane の参加アルバム
Reggie WorkmanReggie Workmanレジー・ワークマンはJimmy Garrison
Jimmy Garrisonジミー・ギャリソンがJohn Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーンの正規ベーシストになる以前、1961年の初期セッションで共演したベーシストだ。以降もWayne Shorter
Wayne Shorterウェイン・ショーターやArt Blakey
Art Blakeyアート・ブレイキーの録音に参加し、前衛ジャズの最前線に立ち続けた。Hub-Tones
Hub-TonesFreddie Hubbard · 1962ではHerbie Hancock
Herbie Hancockハービー・ハンコックと共演した。
John Coltrane の出演動画
1965年8月、ベルギー・コンブラン。RTBF(ベルギー国営放送)がカラーで収録したクラシック・カルテットの貴重な映像。Antibes公演の数日後で、グループのテンションがそのまま保たれている。
John Coltrane の出演動画
2023年、Black Music Monthを記念したタイニー・デスク。ハープ奏者Brandee YoungerBrandee Youngerブランディー・ヤンガーが『Brand New Life』からの楽曲と「Lift Ev'ry Voice and Sing」を披露。Dorothy Ashby、Alice John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーンの系譜を現代に繋ぐ存在。
John Coltrane の出演動画
2022年、アムステルダムのBIMHUIS。Mark TurnerMark Turnerマーク・ターナー・カルテット。BIMHUIS TV収録。ポスト・John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン世代の中で、最も個性的なテナー語法を持つ奏者のひとり。
Curtis FullerCurtis Fullerカーティス・フラーはジャズにおけるトロンボーンの可能性を広げた一人。Art Blakey
Art Blakeyアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズでの活動をはじめ、John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーンの『ブルー・トレイン』セッションにも参加した多才なサイドマン。
John Coltrane の参加アルバム
1956年5月と10月の2日間で、Miles DavisMiles Davisマイルス・デイヴィス のクインテットは Cookin' with the Miles Davis Quintet
Cookin' with the Miles Davis QuintetMiles Davis · 1957 など4枚分をマラソン録音した。プレスティッジ契約終了とコロムビア移籍の合間のセッションがハード・バップの座右銘となった。
— Kind of Blue: The Making of the Miles Davis Masterpiece, Ashley Kahn, 2000
1957年の『Blue Train』は John ColtraneJohn Coltraneジョン・コルトレーン の唯一のブルーノート作品。Lee Morgan
Lee Morganリー・モーガン(トランペット)と Curtis Fuller
Curtis Fullerカーティス・フラー(トロンボーン)を擁する三管編成で、シーツ・オブ・サウンド体系化直前のハードバップ・サイドの集大成。
1965年11月の『Meditations』を境に John ColtraneJohn Coltraneジョン・コルトレーン は古典的カルテットを解散し、フリージャズの領域に踏み込んだ。Elvin Jones
Elvin Jonesエルヴィン・ジョーンズ と McCoy Tyner
McCoy Tynerマッコイ・タイナー は脱退、ファラオ・サンダースとラシッド・アリーが加入する。
1965年6月の『Ascension』では John ColtraneJohn Coltraneジョン・コルトレーン が11人編成で40分間の集団即興を録音した。フリー・ジャズの記念碑的な作品で、ジョージ・ラッセルからの影響と「シート・オブ・サウンド」の極限が同時に響く。
John Coltrane の参加アルバム
Kind of BlueKind of BlueMiles Davis · 1959 録音時、Cannonball Adderley
Cannonball Adderleyキャノンボール・アダレイ は Miles Davis
Miles Davisマイルス・デイヴィス が用意したスケッチを当日見せられたと語っている。「Freddie Freeloader」と「All Blues」での歓ばしいブルース感覚は、内省的なコルトレーンと好対照をなした。
— Kind of Blue: The Making of the Miles Davis Masterpiece, Ashley Kahn, 2000
John Coltrane のリーダーアルバム
McCoy TynerMcCoy Tynerマッコイ・タイナー は1960年から65年まで John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン のクラシック・カルテットを支えた。左手の四度堆積和音と右手の五音音階フレーズは、A Love Supreme
A Love SupremeJohn Coltrane · 1965 の和声的土台そのものとなった。
1965年末、McCoy TynerMcCoy Tynerマッコイ・タイナー は John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン のフリー化路線についていけず脱退した。「自分の出している音が聴こえなくなった」と語り、後にインパルス、マイルストーンで自らのリーダー作を確立する。
— The House That Trane Built: The Story of Impulse Records, Ashley Kahn, 2006
Elvin JonesElvin Jonesエルヴィン・ジョーンズ のドラミングは、3拍子と4拍子を同時に重ねる多層的なポリリズムで知られる。「私は全身でうねりを作ろうとしている」と語った彼の波動は、John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン の長尺ソロを支え続けた。
1966年、John ColtraneJohn Coltraneジョン・コルトレーン が二人目のドラマー、ラシッド・アリを迎えると、Elvin Jones
Elvin Jonesエルヴィン・ジョーンズ は「あの音の中では、自分が何を叩いているか聞こえない」と語って去った。クラシック・カルテットはこうして終焉を迎えた。
— The House That Trane Built: The Story of Impulse Records, Ashley Kahn, 2006
John Coltrane のリーダーアルバム
Jimmy GarrisonJimmy Garrisonジミー・ギャリソン は1961年末に John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン のカルテットに加入。A Love Supreme
A Love SupremeJohn Coltrane · 1965 冒頭で響くペダル・ポイント奏法は、4音動機「a love supreme」を支える土台として、彼の最も有名な貢献となった。
Jimmy GarrisonJimmy Garrisonジミー・ギャリソン はベースをフラメンコ・ギターのようにストラミングする独自奏法を編み出した。1965年以降の John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン のライヴで、彼の長大な無伴奏ソロは曲の儀式的導入として定着した。
— The House That Trane Built: The Story of Impulse Records, Ashley Kahn, 2006
Curtis FullerCurtis Fullerカーティス・フラー のトロンボーンは、1957年9月の John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン 唯一のブルーノート・リーダー作「Blue Train」で重要な役割を果たした。リー・モーガンと織り成す三管編成は、ハードバップの理想的なサウンドの一つとなった。
John Coltrane のリーダーアルバム
John ColtraneJohn Coltraneジョン・コルトレーン は1959年作 Giant Steps
Giant StepsJohn Coltrane · 1960 のブルース「Mr. P.C.」を Paul Chambers
Paul Chambersポール・チェンバース に捧げた。これは同時代の名手への敬意であると同時に、マイルス・クインテット時代を共にした盟友への謝辞でもあった。
Art TaylorArt Taylorアート・テイラー は1957年9月の John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン 唯一のブルーノート・リーダー作「Blue Train」でドラムを叩いた。Lee Morgan
Lee Morganリー・モーガン・Curtis Fuller
Curtis Fullerカーティス・フラー のフロントを支える堅実なスウィングは、ハード・バップ・ドラミングの規範を体現した。