NOTE
Nubya Garciaが持ち込んだもの
Nubya Garcia
Episode:トマトと退職
ロンドン生まれ。ガイアナ人の母とトリニダード系英国人の父。Nubya Garciaのテナーサックスには、カリブ海のリズムとロンドンのクラブカルチャーとジャズの即興が全部入っている。この3曲は、自分の名前で吹くGarcia、他人の現場に呼ばれたGarcia、そして4年後に次の場所にたどり着いたGarcia。
Track 1 — Entry
聴き始めにSource
デビューアルバムのタイトル曲。12分。テナーサックスとホーン隊が重なり、ダブステップのベースラインがうねり、レゲエのリズムが地面を揺らす。は「Source」を「根っこ」「帰る場所」という意味で使っている。曲の後半、ホーン隊が同じフレーズを繰り返しながらじわじわ熱量を上げていく。土の匂いがする音楽。
Track 2 — Deep
深く潜るSuite Haus
がロンドンのTotal Refreshment Centreで録ったセッション、通称London Side。はここにテナーで参加している。Sourceでは12分かけて自分の世界を構築していたGarciaが、McCravenの編集の下ではもっとコンパクトに、もっと鋭く吹く。録った素材をMcCravenが後からカットして再構成するプロセスの中で、Garciaの即興が別の形に切り出されている。自分のアルバムでは自分で組み立てる人が、他人のアルバムでは素材を差し出す側になる。
Track 3 — Connect
連鎖へDawn (feat. Esperanza Spalding)
Sourceから4年後の2枚目。この曲はがブラジルに6週間滞在していたときに、毎朝海辺で日の出を見ながら書いたメロディがもとになっている。のヴォーカルが入ることで、Sourceの土っぽさとは違う、開けた空気が流れる。ロンドン→シカゴ(McCravenとの仕事)→ブラジル。場所が変わるたびにGarciaの音が変わっていく。でもテナーの芯にある太さはずっと同じ。
このNoteに登場した音楽家
Episode
トマトと退職
公園 — ヨシさん × 散歩仲間